2010年12月31日金曜日
2010年12月29日水曜日
Cohort prospective study
Malaspina D et al. (2008) A cute maternal stress in pregnancy and schizophrenia in offspring: A cohort prospective study. BMC Psychiatry, 8, 71.
2010年12月28日火曜日
The Self-screen-prodrome
今日読んだ論文。
統合失調症の前駆期をスクリーニングすることができるスケールの紹介。
ちなみにSwitzerlandの論文。
Muller M et al. (2010) The Self-screen-Prodrome as a short screening tool for pre-psychotic states. Schizophrenia Research, 123, 217-224.
Kammermann et al. (2009) が32項目からなる自己記入式のスケールであるSelf-screen-prodrome (SPro)を開発。
Appendixをみてみると、とても簡便なスケール。
Kammermann J et al. (2009) "Selbstscreen prodrom" Ein Selbstbeurteilungsinstrument zur Fruherkennung von psychosen. Fortschr Neurol Psychiatry 77(5), 278-284.
感度や特異度の値が良好で、信頼性および妥当性が検証されているスケールであることが前提。
Self-screeningの意義。
・時間がかからない
・費用がかからない
・自分の体調を把握することができる
各国の研究者の活躍をみると励まされる。。。
統合失調症の前駆期をスクリーニングすることができるスケールの紹介。
ちなみにSwitzerlandの論文。
Muller M et al. (2010) The Self-screen-Prodrome as a short screening tool for pre-psychotic states. Schizophrenia Research, 123, 217-224.
Kammermann et al. (2009) が32項目からなる自己記入式のスケールであるSelf-screen-prodrome (SPro)を開発。
Appendixをみてみると、とても簡便なスケール。
Kammermann J et al. (2009) "Selbstscreen prodrom" Ein Selbstbeurteilungsinstrument zur Fruherkennung von psychosen. Fortschr Neurol Psychiatry 77(5), 278-284.
感度や特異度の値が良好で、信頼性および妥当性が検証されているスケールであることが前提。
Self-screeningの意義。
・時間がかからない
・費用がかからない
・自分の体調を把握することができる
各国の研究者の活躍をみると励まされる。。。
2010年12月27日月曜日
Can delusions be self-assessed?
今読んでいる論文。
Delusionをself-rated する時代が来た!!!
Lincoln TM et al. (2010) Can delusions be self-assessed? Concordance between self- and observer- rated delusions in schizophrenia. Psychiatry Research, 178, 249-254.
ドイツの研究者による研究報告。
一言で結果を言ってしまうと、Delusionを患者自身によってself-ratedした結果と、観察者によってobserver-ratedした結果との間の相関係数が0.49から0.57であり、概ね良好な値であることが明らかになった。
私としては、想像していた以上に、相関係数が高くて驚いた。
ただ、この結果を解釈するにあたって、
対象者バイアスには注意をはらう必要がある。
研究協力者に基本属性の特徴があることを研究を計画する時点で考慮するべき。
でも、患者さんの自己決定を尊重しているところはとても素敵な視点で
もっとこういう研究が増えるといいなと思う。
Delusionをself-rated する時代が来た!!!
Lincoln TM et al. (2010) Can delusions be self-assessed? Concordance between self- and observer- rated delusions in schizophrenia. Psychiatry Research, 178, 249-254.
ドイツの研究者による研究報告。
一言で結果を言ってしまうと、Delusionを患者自身によってself-ratedした結果と、観察者によってobserver-ratedした結果との間の相関係数が0.49から0.57であり、概ね良好な値であることが明らかになった。
私としては、想像していた以上に、相関係数が高くて驚いた。
ただ、この結果を解釈するにあたって、
対象者バイアスには注意をはらう必要がある。
研究協力者に基本属性の特徴があることを研究を計画する時点で考慮するべき。
でも、患者さんの自己決定を尊重しているところはとても素敵な視点で
もっとこういう研究が増えるといいなと思う。
2010年12月23日木曜日
2010年12月20日月曜日
self-reportとinsight
今日読んでいる論文。
Bell M et al. (2007) Are self-reports valid for schizophrenia patients with poor insight? Relationship of unawareness of illness to psychological self-report instruments. Psychiatry Research, 151, 37-46.
self-reportとinsightに着目している非常に興味深い論文。
感覚的にも納得できる結果である。
ただinsightは何をもって測るのか、
insightのある患者さんとはどういう像を示すのか、
それだけでも論文を書けると思うので、insightの定義は悩ましい。
そもそもself-reportは簡便に使用できるツールだと考えるが
そのツールを使用できる方の特徴を考慮する必要性がある。
それが研究の限界にもつながる。
個人的にはself-reportは重要なツールであると思うと同時に
患者さんが選択できる幅が増えることは望ましいことだと考える。
追記
この論文もYale Universityからの投稿。
Bell M et al. (2007) Are self-reports valid for schizophrenia patients with poor insight? Relationship of unawareness of illness to psychological self-report instruments. Psychiatry Research, 151, 37-46.
self-reportとinsightに着目している非常に興味深い論文。
感覚的にも納得できる結果である。
ただinsightは何をもって測るのか、
insightのある患者さんとはどういう像を示すのか、
それだけでも論文を書けると思うので、insightの定義は悩ましい。
そもそもself-reportは簡便に使用できるツールだと考えるが
そのツールを使用できる方の特徴を考慮する必要性がある。
それが研究の限界にもつながる。
個人的にはself-reportは重要なツールであると思うと同時に
患者さんが選択できる幅が増えることは望ましいことだと考える。
追記
この論文もYale Universityからの投稿。
2010年12月17日金曜日
コンサート
原宿まで行ってきました。あとで編集します。
追記20101227
あまりにも感動していまだにレポが書けません。10日間経って思うこと、それはとにかく千秋楽に立ち会えてよかったということです。ものを作り出していく職業ってつらいですね。これは私見ですけど、音楽が好きで、歌が好きで、でも、それを世の中に生み出していくことのリスクというものもあって、一番つらいことは作ったものが誤って解釈されることなのではないかと思うのです。というわけで、今回のコンサートではメッセージ力の影響について考えさせられました。きっと研究もそうなんだろうなぁ。。。
Prodromal Symptoms vs. Early Warning Signs
今読んでいる論文。
何度も読んでいるのだけど、概念整理には非常に重要な論文。
迷ったときにはいつもこの論文を読む。
Bustillo J et al. (1995) Prodromal Symptoms vs. Early Warning Signs and Clinical Action in Schizophrenia. Schizophrenia Bulletin, 21(4), 553-559.
ずいぶん古い論文だけど、Bustillo et al. によって、Prodromal SymptomsとEarly Warning Signsの概念が整理されたことは画期的である。しかしながら、今でも研究者によっては混同して用いていることも事実。研究論文を書く際には用語の定義がとても大切なので、自分はどのような立場で用語を定義していくか注意が必要。それから、1995年以降のreview論文がないことから、今の現状について考察するためにも、この領域のreview論文を提示していくことも必要なのではないかと思った。
何度も読んでいるのだけど、概念整理には非常に重要な論文。
迷ったときにはいつもこの論文を読む。
Bustillo J et al. (1995) Prodromal Symptoms vs. Early Warning Signs and Clinical Action in Schizophrenia. Schizophrenia Bulletin, 21(4), 553-559.
ずいぶん古い論文だけど、Bustillo et al. によって、Prodromal SymptomsとEarly Warning Signsの概念が整理されたことは画期的である。しかしながら、今でも研究者によっては混同して用いていることも事実。研究論文を書く際には用語の定義がとても大切なので、自分はどのような立場で用語を定義していくか注意が必要。それから、1995年以降のreview論文がないことから、今の現状について考察するためにも、この領域のreview論文を提示していくことも必要なのではないかと思った。
2010年12月16日木曜日
SIPS and SOPS
今日読んだ論文。
Miller TJ et al. (2003) Prodromal Assessment With the Structured Interview for Prodromal Syndromes and the Scale of Prodromal Symptoms: Predictive Validity, Interrater Reliability, and Training to Reliability. Schizophrenia Bulletin, 29(4), 703-715.
メリットなど
・Methodsの示し方が非常に参考になった。
・Yale UniversityのPrevention through Risk Identification, Management, and Education (PRIME)に興味を持った。
・確か数年前にSIPSは日本語版尺度として信頼性が確かめられている。
どのように臨床で活用されているのか気になる。
Miller TJ et al. (2003) Prodromal Assessment With the Structured Interview for Prodromal Syndromes and the Scale of Prodromal Symptoms: Predictive Validity, Interrater Reliability, and Training to Reliability. Schizophrenia Bulletin, 29(4), 703-715.
メリットなど
・Methodsの示し方が非常に参考になった。
・Yale UniversityのPrevention through Risk Identification, Management, and Education (PRIME)に興味を持った。
・確か数年前にSIPSは日本語版尺度として信頼性が確かめられている。
どのように臨床で活用されているのか気になる。
2010年12月15日水曜日
プロジェクト研究らしい大規模な研究
今日読んでいる論文。
Woods SW et al. (2009) Validity of the Prodromal Risk Syndrome for First Psychosis: Findings From the North American Prodrome Longitudinal Study. Schizophrenia Bulletin, 35(5), 894-908.
メリット
プロジェクト研究らしい大規模な研究で読み応えたっぷり。
Discussionがとても丁寧に記述されている。
Fundingも不透明ではない。
デメリット
Conclusionsが長く感じる。
Tableの数が多い気がする(1~8まで提示)。
それだけリッチなデータなんだと思うけれども。。。
Woods SW et al. (2009) Validity of the Prodromal Risk Syndrome for First Psychosis: Findings From the North American Prodrome Longitudinal Study. Schizophrenia Bulletin, 35(5), 894-908.
メリット
プロジェクト研究らしい大規模な研究で読み応えたっぷり。
Discussionがとても丁寧に記述されている。
Fundingも不透明ではない。
デメリット
Conclusionsが長く感じる。
Tableの数が多い気がする(1~8まで提示)。
それだけリッチなデータなんだと思うけれども。。。
2010年12月14日火曜日
省エネ時間から得たこと
今日から心を入れ替えて研究活動します。
(省エネ時間15分)
Miller TJ et al. (2002). Prospective Diagnosis of the Initial Prodrome for Schizophrenia Based on the Structured Interview for Prodromal Symptomes: Preliminary Evidence of Interrater Reliability and Predictive Validity. Am J Psychiatry, 159, 863-865.
参考になる論文としてご紹介いただいたのに
今年の3月~今までワインのようにねかしていました。
Brief reportなので読みやすいのとTableの示し方についてヒントを得ました。
(省エネ時間15分)
Miller TJ et al. (2002). Prospective Diagnosis of the Initial Prodrome for Schizophrenia Based on the Structured Interview for Prodromal Symptomes: Preliminary Evidence of Interrater Reliability and Predictive Validity. Am J Psychiatry, 159, 863-865.
参考になる論文としてご紹介いただいたのに
今年の3月~今までワインのようにねかしていました。
Brief reportなので読みやすいのとTableの示し方についてヒントを得ました。
2010年12月13日月曜日
2010年12月11日土曜日
2010年12月8日水曜日
2010年12月6日月曜日
2010年12月2日木曜日
向き不向きについて考える
向いていない道を突っ走っていいのか、明らかに険しい道だろうと思う関心のある道に進んでいいのか、よくわからない。関心があっても向いているとは限らない。ターニングポイントってあると思うけれど、それが今かどうかもわからない。
2010年12月1日水曜日
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