日本の文献で気になっているもの。
■服部ら(2001). 精神障害者の社会機能および日常生活自己管理が社会参加に及ぼす影響. 日本精神保健看護学会誌 10(1), 118-126.
■東保(1999). 精神障害者の社会参加ニーズ調査-特に本人, 家族, スタッフの三者の視点の異同について. 日本社会精神医学雑誌 8(2), 113-129.
■濱野ら(2005). 精神障害者におけるQOL評価の試み : 精神障害者のスポーツ活動の有用性の検討. 新潟医療福祉学会誌 5(1), 40-47.
この研究に関しては、抄録が載っていたので、下記にご紹介します。
→http://ci.nii.ac.jp/naid/110004867237/
【抄録】わが国の精神保健医療福祉施策が、「入院医療主体から地域精神保健医療福祉」への転換が図られている中で、精神障害者に対する支援目標は大きく変わりつつある。すなわち、単に症状の改善のみを目指すのではなく、当事者の自立を助長し、生活の質(以下、QOL)向上のための支援および環境整備が求められている。そこで、本論においては精神障害者のQOLと社会参加の方策の一つとして近年注目されているスポーツ活動との関係性について検討を行った。その結果、スポーツ活動の練習頻度が高い集団は練習頻度が低い集団に比べて社会的関係に関するQOL評価が高いことが示された。これは、他者から受け入れられる経験や集団の一員として共に助け合う経験を通して信頼感、自尊感情や自信の強化につながり、その結果としてQOLの下位領域の中でも社会的関係において満足度を高めた可能性が考えられた。
■松田(2007). カナダ・オンタリオ州における精神障害者当事者事業と研究機関とのパートナーシップ--参加型アクションリサーチの意義 (特集 セルフヘルプ活動から学ぶ). 精神障害とリハビリテ-ション 11(1), 36-39.
■大塚ら(2004). 地域でくらすということ, 将来への思いについて : 精神障害を持つ人へのインタビューをもとに. 病院・地域精神医学47(1), 29-30.
■島田ら(2006). ワークショップ参加後の変化の認識からみたリカヴァリのプロセス:自己概念・社会的関わりに焦点を当てて. 精神障害とリハビリテ-ション 10(1), 60-66.
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