今読んでいる論文。
Delusionをself-rated する時代が来た!!!
Lincoln TM et al. (2010) Can delusions be self-assessed? Concordance between self- and observer- rated delusions in schizophrenia. Psychiatry Research, 178, 249-254.
ドイツの研究者による研究報告。
一言で結果を言ってしまうと、Delusionを患者自身によってself-ratedした結果と、観察者によってobserver-ratedした結果との間の相関係数が0.49から0.57であり、概ね良好な値であることが明らかになった。
私としては、想像していた以上に、相関係数が高くて驚いた。
ただ、この結果を解釈するにあたって、
対象者バイアスには注意をはらう必要がある。
研究協力者に基本属性の特徴があることを研究を計画する時点で考慮するべき。
でも、患者さんの自己決定を尊重しているところはとても素敵な視点で
もっとこういう研究が増えるといいなと思う。
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